ー放課後ー

「あの・・・話ってなに??」

「えっと、昨日のこと。少しつよく言いすぎたかなって思って。」

「あ。気にしてくれてたんだ。」

「まぁ、一応。でもさ、昨日のこともう2度と聞かないでくれる?」

「そんなに聞かれるの嫌なの?」

「・・・うん。今日はそれだけ。じゃーな。」

「あ、待って!大洋!」

「なに?」

「きのうさ、そんな簡単な理由で人の過去あさるなっていったじゃん。そんな簡単な理由じゃないよ?」

「どーゆーことだよ。」

「だから・・・大洋のことが・・好きだから・・。好きな人のことを知りたいっていう気持ちじゃ・・ダメ??」

「!?好きって俺のことを?」

「うん・・・。」

「ごめん。俺にそーゆー気持ちはない。」

「そっか。急にごめん。」

「いや、大丈夫。」

「やっぱり大洋とは両想いにはなれないんだね・・。」

「どうして?」

「だって、恋なんてしないって思わせる過去があるでしょ?」

「・・・・。だから、そのことはもう言うなっていったよな?」

「あ、ごめん。」

「たしかに過去は少し関係ある。でも、ホントに好きだって思わせる子が俺の目の前に現れたらそれは好きになるよ。でも、お前は俺をそういう風に思わせる相手ではなかったんだよ・・。」

「そっか。」

私は涙をこらえるのに必死だった。

「もう、大洋帰りなよ。私、もうすこししたらかえるから。」

「おう。じゃあ、明日。」

こうして、切ない放課後は終わった。