「ついこの間までしてたんだ!もぅ引退でやめちゃったけどさ。今でも時々やってるんだ....」いいな。私もしてみたい。」
無意識のうちに言葉に出してしまった。
神谷くんは私の言葉をきいて少し困ったような悲しい顔になった。



「あ....ごめん。俺、何も考えずに....。 」
神谷くんは私の体のことを言ってるんだろう。
体のせいで運動ができないと私にきをつかって。
とても優しい人だな。



「ううん!全然大丈夫だよ!そういう話きくの好きだもん!いっぱい聞かせてほしい。」



神谷くんは悲しそうな顔で、
「うん!いっぱいする。バスケの話とかそれ以外でもクラスのこととか友達のこととか!」



「...友達?」



「そぅ!友達。俺と結城さんも!!!」

私も?友達?聞き間違えじゃないよね。



「え。私も??」


「あ、嫌だった...?」
そんなわけないよ!!!!



「ううん!凄く嬉しい!!!」