人生日記

ズキ

「うっ…！」

ズキ

ズキ

ズキ

あたしの容態に気づいたさっちゃんが急いであたしに向かって走ってきた。

「ちょっ！りん！大丈夫？りん！」

ズキ

「だ、大丈夫だよ。平気。ほら早く行かないと監督厳しんだよね…………。」

ほら。あたしはゆっくり立ち上がってからさっちゃんの手を引いて走った。

まだ痛いけど、大事なさっちゃんに心配かけたくないし………。

まぁいいよね？

「松山と槙原が揃ったことだし。ミーティング始めるぞ！」

『はーい！』

監督の一声であたしの考えも吹っ飛んだ。

まぁー気にしないで済んだら良かったんだけどね。