少しの沈黙の後、愛菜が話しを再開した。 「どうしたら目が覚めるんでしょうね。よくある…そのぉ ベタな…キスとか!はわわ…。なんてねです。聞かなかったことにして下さい。…でも…」 意を決した愛菜は、バッグの中から割れた鏡面が補修された卓上ミラーを取り出した。 例の鏡である。 愛菜は赤面しながらも、祐希に顔を近づけた。 そして割れた鏡に祐希の顔を映した。 愛菜は割れた鏡の中の祐希に口づけをした。 鏡面が吐息でくもった。