こわばな



12月23日


もうすぐ面会時間が終了する。

愛菜は祐希の耳元で、お話しをはじめた。


「祐希くん。ごめんね。もう何万回、謝ったか、わからないけど、赦してもらえる時はくるのかな」


愛菜は少し泣いた。

「はじめまして。私、綾杉愛菜といいます。高校2年生です。趣味は読書です。好きな食べ物はショートケーキ。好きな色は白。好きな言葉は家族です。好きな人がいます。好きな人がいます……」


愛菜はまた少し泣いた。