12月18日
「……お姉ちゃん、電話だよ……」
妹に促されて愛菜は家電にでた。
「…はい。どなたでしょう…」
「(あっー!愛菜!よかった。ようやく連絡ついた。実はあたしもあの後、いろいろ気になってね。光成高の娘とかにも色々、聞いたよ。あんたも大変だったんだね)」
「…もう、いいかな……」
「(あっ、ちょっと待って。明日、あんたの学校で会えないかな?)」
「…学校には、行きません。さようなら…」
「(ちょっ、そう言わずにさ。ほら、あんたの所、明日、午前中の講演会でお終いでしょ?その後、会おうよ。うちも午前授業だけだからさ。ねっ)」
「……わかったわ…そのかわり、これで最後にしてね…」
「(OK、OK。じゃ、明日)」
運命の歯車がゴトリと音をたてて動いた。


