こわばな



翌日、鏡の中の少女は、いつものパジャマ姿ではなく制服姿であった。


手には生徒手帳を持っており、こちらに身分証の中身を見せていた。



少女の笑顔と制服姿がとても眩しかった。


僕は学校名と住所、もちろん名前を急いでメモした。


明日は僕も制服姿を見せようと思う。


綾杉愛菜に。