こわばな



美しい少女が鏡の中から、こちらを見ているのだ。


夢でみた女の子だった。


むこうも驚いている様子だ。


夢の中では幼く感じた少女だが、実物(?)は大人じみており、17歳の自分と同級生のように見える。


「あ、あの……」


思わず話しかけてしまった。