「あっ叶崎さん!
てか、なんでコーヒー牛乳まみれに...」

「先輩のせいですよ」

「え、俺なの」


なんだろう、先輩にさん付けで呼ばれるの
なんか、嫌だな

私はうつむきながら
コーヒー牛乳のかかった襟を
ハンカチでスリスリと拭いた。