「はよ。沙亜羅。」


甘過ぎる笑顔で、しかも寝起きの顔で大我に微笑みまれたら、心臓がかなりの速さで鳴り響いてる気がする…。

皆が起きたから、私は煌祐に顔を向けて


「煌……。」


名前を呼んだ。
煌祐は、座って居た椅子から立って


「行くぞ。」


と、手を伸ばして来た。
手を取ってベッドから降りれば、大我からの視線が手に注がれる。

苦笑いしながら私を見る煌。
大我に顔を向けて


「兄弟で話して来るね?待ってて。」


笑顔を向けた。