驚きで思いっきり目を見開く。
紗柚奈ちゃんの意識が戻った?
本当に?10年も戻らなかったのに?


「嘘じゃねぇよ。こいつら起きたら行くか?紗柚ん所。」

大我達を指で指しながら、笑う煌祐。
その提案に頷く。

……神様って本当に居るのかもしれない。
姉妹でクリスマスに目が覚めるなんて…。


「つっても、もう、9時になっけどな?寝すぎなんだよこいつら。」


愚痴をこぼす煌祐に、笑みが漏れる。
ふたりで笑って居たら続々と起き始めた。