沙亜羅side


そんな事言ったっけ…?
話しが終わって、皆にお礼を言われたけど、記憶にない……。
良い事すると忘れるよね…。


「でも、それは、皆が私の意味不明な言葉を受け入れてくれたからでしょう。お礼を言われる事は一つもないし、見た目で判断する奴とか今でも嫌いだしね!」


っと、笑って見せる。
だけど、問題はこれから。

私は、ドナーが表れない限り長く生きられない。
だから、雨龍に居るのは申し訳ないし大我と、死ぬ間際まで付き合えない。
辛い思いをさせたくない。
って考えて居たら大我が


「お前が、考えてる事は分かる。分かってけど、俺は、お前と一緒に居たい。」