星に願う

俺達が、雨龍に入ったのはほぼ同時期だった。

俺も、架瑞も蓮祐も七海緒も、ずっと荒れていた。
それが、中1。

中1の冬に、七海緒が舞邪を拾って雨龍のメンバーになった。

俺達に、共通していたのは
[何故生きているか]

って言う気持ちだった。


架瑞が、雨龍に入ったのは家元の家から逃げ出す為。
蓮祐は、母親から逃げ出す為。

七海緒は、自分を知ってる奴ら全員から逃げ出す為。
舞邪は、親父から逃げる為。
俺は、生きる理由を見つける為に。