星に願う

大我side


「沙亜羅、俺達は随分前に会ってる。
俺達にとって、沙亜羅はこの世にこれ以上ないってくらい、大切な奴だ。」


俺の言葉に、動揺してる沙亜羅。
当たり前だ。
沙亜羅には、なんて事ない事だったかもしれない言葉が、俺達には
真っ暗闇の一筋の光になったんだから……。


「どこで…会ったの?」


「フッ。話すよ。良いよな?」

雨龍と煌祐に尋ねる。


「ああ。」


架瑞。


「聞いて貰わなくちゃね?僕らの事忘れてるなんて、寂しいからね!」


七海緒。


「…その方が…うっかり口を滑らせる事も…ないからな。」


蓮祐。


「うん。沙亜羅には、全部受け入れて貰わなきゃね!」

舞邪。


「大我が、決めたなら反対なんてしねーよ。」


煌祐。

俺は一息ついてから、話始めた。