「わぉ!箕ノ口沙亜羅ちゃん!」


暗い茶色にビリディアンのメッシュが入ってる男に、指で指された。


「静かにしなさいよ。困ってんじゃない。」


ため息を吐く、綺麗な黒髪ストレートの女の人。

うーん。何故この人達は私を知ってるのだろうか…。私は知らないのに…。
謎だ。
うん、疑問に思った事って聞かなきゃ分からないままだよね?

意を決した私は、朝比奈大我に聞く。


「あの、なんで皆私の名前知ってるんですか?」


目を見開く6人。