沙亜羅side


暗い空間に1人立ってる…。また、あの現実を夢で見るのかな…?

車の音。
"キキー"
嫌だよ。ねぇ、消えないで…。1人にしないでよ…。

倒れてる人に近づいて行く。
死なないで。お願い。
私のタイムリミットまで…。
…………紗柚南(さゆな)おねぇちゃん。




目を開けると、暗い空間が広がっていた。
まだ、夢?でも、手に温かいぬくもりがある。

手を見ると、顔を伏せてる金髪の彼が居た。
彼だけじゃない。
私の周りには、雨龍の幹部メンバー全員と煌祐が居た。
そして、あの悪魔までも…。