頭が割れる様な痛みが、体全体を貫く。


「う゛。」


体が地面に落ちた。
……動けない…。
ははっ。自分で、タイムリミット短くして、どうするんだろう…。


「沙亜羅!!!!てめぇ゛!!」


架瑞が、鉄パイプを振り下ろした奴を殴り倒す。


「沙亜羅!!(ちゃん)」


雨龍の、幹部と煌が近寄ってくる。
乱闘は?って思って周りを見渡すと、Sevenの人間は誰一人立って居なかった。


「っ!救急車呼べ!早く!」

煌の叫び声。
舞邪の悲鳴。
それを聞きながら、私は意識を手放した。