「沙亜羅さーん!」


「カッケェー!」


周りから色んな声が上がる。

本当にここで過ごした日々は忘れない。

いや、忘れられない。

ねぇ、神様?
私ずっと願ってた事があるんだ。


『私を助けて』


そう願い続けた。

でもね、今は違う。


『皆が幸せでありますように』


今の願いいつまでも、私は願う。

神様に。

ううん。いくつもの『星』に。

星に願う。



―――――――完――――――