「そして、朝比奈大我。

貴方に出会ったきっかけは、私が死のうとしたあの海。

躊躇いもなく、飛び込んだ貴方に

恋をしました。


私は貴方に、愛しさを教えてもらった。


この人達以外にも、沢山居ます。

でも、全部言ったら明日になっちゃう。」


そう言えば、涙を浮かべながら笑う皆。

私も笑う。


「ここで過ごした時間は、今まで生きていた中で、一番大きいと思う。

こんな感情を教えてくれて、皆本当にありがとう。


私、箕ノ口沙亜羅は、今日をもって




雨龍を卒業します。」