星に願う

「外せ。」


見えたのは

"卒業おめでとうございます!!"

の文字とケーキ。

それに、大我が私の前に立って居る。

制服で。髪も金髪で。


「えっ?!髪!さっきまで黒だったのに!!」


「スプレーだよ。」


それに七海緒が答えてくれる。


「箕ノ口沙亜羅さん。」


改まって名前を呼ばれて、緊張する。


「は、はい!」


「俺と結婚してください。
絶対幸せにするから。」


目を見て、真剣に言われた。頷かない訳がない。


「おね、お願いします!」