9月

漣は3年で修学旅行。

理由は、こんつめ過ぎだから、
息抜きの為だって。

場所は、沖縄。

砂糖黍畑に行ったり、美ら海水族館に行ったりした。
海にも入った。


そして夜、クラスの男子に呼び出された。


「何?」


「あの、好き……です。
付き合うのは、無理だって知ってます。

卒業する前に伝えたくて、フってください。」


そう頭を下げられた。
息を吸い込んで


「達哉、気持ちは嬉しい。けど、答えられない。

私にとって、達哉は大事な仲間。
これからもそれで、よろしく。」


「ありがとな。」


スッキリした顔をして、去って行った。