星に願う

煌の言葉に心が、暖かくなる。義理のお兄ちゃんだけど、やっぱり家族は煌だけだ…。


「うん。大我さんで良かった。ありがとう、煌。大好き。」

煌は、ふっと笑ったと思う。いや、笑ってる。簡単に笑顔が想像出来る。


「あぁ。俺も好きだ。まぁ、大我にゃ負けるかもな。あっ、沙亜羅、ソイツ嫉妬と独占欲の塊だから頑張れよ。じゃあ、大我近いうちにな!」

そう電話が切れた。


嫉妬と独占欲の塊だから頑張れよってどういう事だろう?
どうやって頑張るの?
こんな事を考えて居ると
横抱きにされてる腕に力がこもった。