そう呟いた瞬間

"バンッ"

幹部部屋のドアが開いた。

「沙亜羅、これしろ。」


来たのは大我。
何故かアイマスクを渡される。


「??」


首を傾げたら


「良いから早く。」


そう言ってつけられる。

何?何が始まる訳?


「きゃっ!!」


いきなり体が浮いた。


「た、大我?」


「悪い。横抱きにすんぞ。」


横抱きにしてから、言わないでよ。

横抱き=お姫様抱っこ。

重くないかが心配。


「お前……。」


長い沈黙。

何?何だよぉ。
重い?だったら降ろしてくらさい…。