星に願う

「バァカ。」


「大我も。」


「「大好き。だ。」」


オデコを合わせて笑った。

「お前、嫉妬深いんだな。初めて知った。」


喉で笑う大我の頬をつねる。


「大我のせい。

私にこんな感情なかったもん。」


つねるのを辞めて、そっぽを向く。
頬を包まれて、大我の方へ顔を向かされた。

大我の頬が緩々だ。


「嬉しいもんだな。」


「何が?」


不機嫌な声を出す。
そっぽを向きたいのに、向かせてくれない。


「なんて言って良いかわかんねーけど、嬉しい。」