「ちっ。貸せ。」


何故か笑いかけたら、不機嫌になった。

私から射的の銃?を奪われた。


「ちょっ!」


"パンッ"

"パンッ"

2発打って、賞品をもらえる箱を倒した。


「えっ?!早っ!!」


「簡単だろうがバァカ。」


ムッカァ!

ムカついて、そっぽを向く。
怒った。
もう怒った。

だから、そのクラスから出た。


「っ!沙亜羅!」


大我も後を追って来ようとしたみたいだけど、なんせこの人混み。


「うわっ。沙亜羅!」


って声が遠くから聞こえた。