星に願う

大我の言葉に、ピクリと動く。
どういう事?
大我を見上げると、一瞬頬を緩めて耳元に唇を寄せて来た。


「沙亜羅、お前雨龍の寵姫になれ。……俺の女になれ。」

命令口調で、つまり、付き合えって言われてる。
出会ってまだ、1日。好きかどうかなんて分からない。というよりは、好きの感情すら分からない。
もう、忘れてしまった感情。

「あ…の、でも……。」


「命令。お前今日から寵姫。」

でも、まぁいっか。
多分だけど、私は大我を好きになると思う。

煌そっちのけで、話していると