星に願う

「笑って。」


大我がそう言う。
けど、聞いてあげない。

"ギュッ"と抱き締められて

「頼むから。」


耳元で呟かれたら、負けた。

「大我のバァカ。」


背中に手を回して抱き締め返す。


「ごめん。」


「キス……してくれたら良いよ。」


許してあげる

と言えば、甘い甘いキスをされた。


「許してくれるか?」


「……もっと。」


今までの嫉妬心が、爆発してる。
ずっとヤキモチ妬いてた。

「悪い。妬いてたから、止まらねーかもしれない…。」


キスをしながら、大我が甘く呟く。