星に願う

近くにあった椅子を引っ張り座る。


「沙亜羅、悪かった。謝る。」

ふんだ!知らないもん。
窓の外を見ながら、買ってもらったバーガーを食べ始める。


「沙亜羅。」


本当に怒ってるのが分かったのか、少し焦っている大我。


「何?」


大我を見ないでそう言うと

「悪かった。もう笑わない。だから頼むから、こっち向いてくれ。」


……弱々しい大我の声に弱い私。

わざとだ。
でも、向かないのもなんだかあれで、無表情のまま大我を見た。