フードを被った、4人組が声をかけてきた。


「彼氏待ってるから。」


舞邪は苛ついて居るようで、完全に八つ当たり状態。


「案内だけだって!ね!」


断っても、断っても誘って来る。

私もだんだん苛ついて来て

「うるさいっ!」


手を払った。
その時、フードに触れてしまい相手の顔が露になった。

私は息を飲んだ。
だってね。だってね!

ずっと会いたかった人達だったから…。


「咲良!遼汰!三鈴に達哉!うわー。久しぶり!!」