星に願う

「はー。疲れたねー。」


そう言いながらも、陽気に宣伝して歩く舞邪。

衣装のままで、看板を持ちながら歩いていると


「ひっ!!」


鬼の形相のような顔が見えた。
それは勿論、七海緒だ。

凄いオーラで人の波を掻き分けて来る。

けど、背が高いせいか思うように進めてない。

これをチャンスと思った私達は、全力で駆け出した。


「あの七海緒に捕まったら、私死ぬ!お仕置きもんだよ!」


愚痴を言いながら走る。
本当だよ。
私も大我に見つかったら、死…ぬ。