星に願う

「大丈夫じゃないよな…。」

苦しそうに笑う架瑞に、心が締つけられる。

だから、笑顔で


「大丈夫。ちょっとビックリしただけだから!

大我を信じてる。」


「そっか…。」


沈黙が暫く流れる。
でも、その沈黙は何故か、心地が良かった。

"ザァー"

風が私と架瑞を包む。

気持ち良い風。


「…気持ち良いな。そろそろ行くか。的屋。」


「そうだね。舞邪と蓮祐が待ってるよ。舞邪は絶対怒るね。」


「だな。」


2人で笑って、的屋の場所へ。
着いた途端私は固まる。