星に願う

「うおわっ?!沙亜羅?どうした?」


架瑞が私の顔を覗き込む。

「……真っ青だぞ。とりあえず…。涼華さんと、大我?」


架瑞にもあの光景が目に入ったようだった。

大我は気づかない。
私がその場から居なくなった事に


「あっち行くか。」


架瑞は、公園の奥に連れて来てくれた。


「ほら。これ飲んで落ち着け。」


架瑞からレモンの炭酸ジュースをもらった。


「………ありがとう。」


一口飲む。
"シュワッ"とする感じが

醜い塊を溶かしていくよう。