星に願う

架瑞に言われた様に立つとじろじろ見られる…。
なんだか、怖い。

けど、架瑞がどれだけ着物とかが好きとか伝わってくる。


「大丈夫。合ってる。けど、うーん。やっぱ俺が着せても良いか?」


「うん!ありがとう!」


浴衣を羽織った状態まで、戻す。

架瑞の目は真剣そのものでさっきまで気にしていた、私の姿さえも気になっていない様子。


……やっぱり手際が違う。
そして綺麗。
裾がピーン!って感じ。


「んっ。こんな感じだな。帯やるから、キツかったら言え。」