「ん。まぁ、許す。」


「沙亜羅ー!!浴衣選ぼうよ!架瑞のお兄さんが持って来てくれたよ!」


架瑞のお兄さん?
首をかしげて架瑞を見たら

「あいつっ!!」


とか言って、幹部部屋を出た。
それに付いて行くと

黒髪の緑ふちの眼鏡をした背が高い人が立ってた。


「琶月(はづき)!てめぇ誰がてめぇの弟だゴラァ!」


「ははぁ。ごめんごめん。」


琶月という人は笑って、架瑞の頭を撫でる。


えぇぇっ?!
架瑞が頭撫でられてる?!


「あー君は…噂の箕ノ口沙亜羅ちゃんかな?」