ちょっと納得してないみたいだけど、頷いて席に座った大我。

「ふふっ。大我が仔犬みたいに見えるわ。ねぇ、雅彦さん?」


「そうだな。狂犬の欠片もねーな。
全く。本気で掘れた女には弱いよなぁ。」


「うるせーよ。糞親父が。」


そう暴言を吐く大我だけど、その頬はほんのり赤かった。


「まぁまぁ。沙亜羅ちゃんこんな馬鹿息子だけどよろしくね?」


稚捺さんの言葉に大きく頷いて


「はい!こちらこそよろしくお願いします!」


頭を下げた。