「………大我じゃなければ怖じけ付いていたかもしれません。」


大我だから、大丈夫って思える。


「大我ってば良い子を見つけたのねぇ。大我、出ていらっしゃいよ。」


稚捺さんの声に扉が開いて大我が入って来た。


「沙亜羅……ありがとう。」

安心してる笑顔。


「当たり前でしょ!馬鹿大我。
そんな心配しないでよ!」

これは、ちょっとの怒り。
そんな事で離れるかもって思った
大我に。


「……信用されないって悲しいよ…馬鹿。」


ちょっとの悲しみ。
信用されてなかった私への。


「私より会社を取るかと思った。」


令嬢とかの人と婚約とかするのかと。

ちょっとの嫉妬。
会社と、想像した大我の奥さんへの。