星に願う

「っ沙亜羅…。」


澄に駆け寄る。
砂に足を取られながらも
なんとか行くと


「っ!!!!」


目を疑いたくなるくらいの血が出ていた。


「きゅっ救急車!」


すぐに救急車に電話をした。


「分かりました。すぐそちらに向かいます。」


電話をしながらも血が出ている所を止血し続けた。


「どうしたのよ?!これ。」


「ははっ。……うっ。刺された。」


また、息を飲む。


「誰…に?」


検討はつく。
きっと"澄の父親"だ。