星に願う

澄とは、家の近くにある海で出会った。

家に居たくなくて、今みたいに海岸に座って唄っていたら

「女1人じゃ危ねーぞ?」


いきなり隣に座って来た。
驚いていたら


「なぁ、もう1回唄ってよ。」

人懐っこい笑顔で言われたら
断れなくて私は唄った。

そこから1ヶ月。
私達は毎日海で会っていた。


「もー最悪でさ!あいつなんなんだよって!」


この日の澄は愚痴ばかりだった。


「澄がこんなに愚痴言うの初めてだよね?」