星に願う

「…舞耶から聞いた。」


そうなんだ…。


「ははっ。笑っちゃうよね?喜んでくれるって思ってた自分がバカみたい。」


グイっ
と蓮祐の方に引っ張られた。
ぎゅっ
と抱きしめられて


「…大我の事を考えて選んだんだろ?…あいつが喜ばない訳がない。」


そう励ましてくれる。

やっぱり、雨龍で頼れるのは蓮祐だ。
改めて思った。


「ありがと蓮祐。
大我に渡してみるね。」


蓮祐ってやっぱり凄い。
前に、自分には何もない
って言っていた時があったけど

それは、蓮祐の勘違い。
こんなにも蓮祐には、色々詰まってる。