星に願う

「えっ?!なっ?!どうしたの?」


髪の毛を指さしながら聞く。


「親との約束。
別に厳しい訳じゃねーけど
社会人になるから、これにしようと。」


大我によると

別に染めても構わないけど、就職とかが近づいて
来たら黒に染めてね

という約束を両親としたらしい。


「うわー。似合うね!
私黒髪の方が好きかもしれない。」


そう言って大我の
髪の毛を撫でる。

うん。
ふわふわなのは変わらない。


「黒のがしっくり来るか?」

ちょっと拗ねたように言う。


「違うよ。金髪も似合ってたけど、黒もスッゴク似合う。ってことだよ。」