お風呂から、出たら大我さんがリビングのソファーに1人座っていた。
その背中が、寂しそうに見えて思わず触れてしまった。
案の定、ビックリする大我さん。


「なんだ。お前か。」


ふっと、頬が緩んだ気がする。私に気を許してくれてるんだろうか…。
だと、良いな。


「座れば?」


と、隣を開けてくれた大我さん。
「おじゃまします」と言って隣に座る。
……会ったばかりだけど、大我さんの隣はとても落ち着くから不思議。


「なぁ、お前、どうして海何かに居たんだ?」