次の日、大我に断りをいれて架瑞と出掛けた。

大我が

「俺が連れてく。」

ってずっと言うものだから説得に時間がかかった。

プレゼント選びは
多分、4時間ぐらいした。

架瑞が


「ちょっと休憩…。」

って言うまで歩いた。
良いのが見つかったのは
それからもう1時間経ってからだった。


「疲れた…沙亜羅良く疲れないな。」


「当たり前!好きな人の、誕生日プレゼントだからね!真剣に選びたかったんだ。」

私が昔煌以外で初めて、信頼した人が教えてくれた。

『好きな人の事を考えながら何かをしてると、時間なんてあっという間だよ。」


って。
今日改めて実感した。