自分の部屋へ行こうと、一歩踏み出したら

"ぐいっ"

腕を引っ張られた。


「うわぁっ?!」


バランスを崩して大我に
倒れ込む。

"ギュウッ"

って抱き締められて動けないで居ると


「ごめん。嫉妬した。」


ボソッと呟かれた。

胸がキュンとする。
嫉妬…。

でも誰に?不思議に思って

「誰に?」


なんて聞いてしまった。
深いため息を吐いて


「蓮祐と架瑞にだよ。」


顔を真っ赤にしながら言う彼は
可愛くて可愛くてたまらない。


「ごめんね?くっつき過ぎた…のかな?」


「うん。」