星に願う

誰の性でも無いのに…。
私が裏切ったのに…。

罪悪感で胸がいっぱいになる。


「とりあえず、病院行くぞ。その後で話をしよう。」


大我の言葉でバイクに跨がった皆。
私は大我と一緒に車に乗った。

車に乗ると運転手さんに


「無事で何よりです。」


微笑まれた。

いつの間にか眠って居たみたいで

目が覚めたのは、白い空間でだった。

一瞬襲ってくる恐怖。
あれは夢だったのかな…?
そう思った時

"ガラ"

扉が開く音がした。


「あれ?沙亜羅起きてたんだ!良かった!今大我呼ぶね?」


…涙が溢れそうになった。
夢じゃなかったと安心して。