星に願う

私のハチマキを渡して巻いてみてもらう。

うん。青も似合う…。


「蓮祐って何でも似合うんだねぇ。良いなぁ。」


また、頭を撫でられて
柔らかく笑う蓮祐。


「…沙亜羅も何でも似合う。…大我もそう言うさ。

ほら、開会式始まるぞ。」


「あっ!本当だ!後で4組行くから!3組にも来てね!待ってる!」


それだけ言って舞邪の所に走った。
蓮祐が


「…あぁ。…大我が敵か…。」

と言っていたのに気付かずに…。
開会式が終わると、競技にかり出される私と舞邪。


「100㍍走が12秒だからって何で、走る競技全部出なきゃなの?!」