大我の背中に手を廻して


「ごめんなさい。もう、大我の前から二度と消えないから。安心して?私は大我の物だから。」


子供をあやす様に背中を、ポンポンと叩く。

大我は安心した様に笑って

「約束な!」


「うん。約束。」


ごめんね。大我。
この時、こんな約束して。

後に守れなくなるのに…。本当にごめんね。

私は自分が犠牲になる事でしか、アナタを守れないから。
許して…。

心だけは、アナタしか愛せないから。
心も体も、求めるのはアナタだけだから…。