角度を変えて何度もキスされる。


「んっ。」


空気を求めて口を開いたら、待ってましたと言わんばかりに、苦しくなるキスをされた。


「くるっし、大我っ。」


やっとの事で告げると、止まって


「止めないって言った。」


拗ねた様に、言う大我が可愛くて頭を撫でる。


「止めなくて良いよ。ただ、苦しいのは嫌。」


「…分かった。苦しいって言ったら、一旦止まる。」

それに頷いて、また、深いキスをされながら私は、大我に溺れていった。

微睡みかけた意識の中で


「沙亜羅、好き。大好き。愛してる。」


「わたしも…。」


って言った様な気がする…。