だけど大我の耳にはバッチリ届いた様で

ニンマリしながら
私のお腹に回ってる手に力を入れた。


「悪い。これからは、全部言う。」


「じゃなちゃ困る。」


大我の言葉に即答して、2人で笑った。


初めての私のヤキモチ家出事件(雨龍の皆いわく)は、無事終わった。

のだけれど


「なぁ沙亜羅。」


「んー?」


再び大我の頭を撫でて居たら、不意に大我が


「まさか、琢登と同じくベッドとかで寝てないだろうな?」


一番聞かないで欲しかった事を聞いて来た。