迷いそうになったらいつも
煌が手を引いて導いてくれてた。

雨龍に入ってからは、私、いつも皆のおかげで笑って過ごせてた…。

こんなに"絶対的な信頼"を寄せてる大我を

疑って離れるなんて、私、馬鹿だなぁ…。


「…もう、良いよ。」


「っ!沙亜羅っ。」


「でも!沙亜羅ちゃん!」


七海緒が良い訳無いって顔して私に体を向けた。

怒っていた七海緒だけど、私の顔を見たら、驚いた表情をして居た。

大我も含めて他のメンバーも。

多分それは、心の底からの笑顔を私がしてたから。