星に願う

「良いんだよ。沙亜羅さん。
大我さん、すみませんでした。」


砂浜に背をつけていた状態から

起き上がって、いわゆる土下座の態勢になって
大我に頭を下げた。


「謝らなくて良いよ。琢登。」

七海緒が言う。


「ごめんね大我。実は、琢登から沙亜羅ちゃんが居なくなった日に俺、連絡受けてたんだ。」


と笑う。
笑いごとじゃ無いと思う。

「っ!なんで俺に言わねー。」


大我の声を聞いて思った。なんか、疲れてる?
顔も…。なんか、痩せた?


「架瑞がさ、見たんだよ。お前が女抱きしめてる所。」